忍者ブログ
master only - Admin*Write*Comment
All that be for Haruhi. @千極一夜
- The blog site of only an Sengoku Musou2 (Samurai Warriors 2). By Haruhi -
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

わたしは歴史上の人物、石田三成のにわかファンである
にわかファンと言うのはゲームから石田三成のファンになったので、それ以前から石田三成のファンである方々に失礼だと思い、自分を常に「にわかファン」と呼んでいる

石田三成は学校の授業でも習ったし、歴史ドラマでも秀吉が出れば必ず石田三成も登場する
それほど、『石田三成』と言う人物は、秀吉を語る上でなくてはならない存在のようだった
だが、ドラマで演じられる石田三成は『腹黒く、いつも悪いことを企て、他人を上から見下ろしたような居丈高な人物』として描かれていた
その影響からわたしは、石田三成という人物が好きにはなれなかった
一番の理由は、NHK大河ドラマ『秀吉』に登場した、真田なんとかと言う、『ラストサムライ』にも出て一躍有名になった俳優が演じた石田三成が、見ているだけで気持ち悪く、どうしても毛嫌いする傾倒にあった
あれが他の俳優さんだったら、もう少し印象も違っていたのだろうが、わたしはどうも真田なんとかさんと言う俳優の顔が嫌いらしい
顔を思い浮かべるだけで吐き気がするのだから、好き嫌い云々の前に生理的に受け付けないようだ
そんな悪印象しかなかった石田三成にはまったきっかけは、人様から借りたPS2ゲームソフト『無双OROCHI』であった
無双は『真・三國無双』でお馴染みだったため、戦国時代の武将達がこぞって現れたこのOROCHIもゲームシステムそのものには違和感なく入れた
なんせソフトのDVDしか借りてなかったので、取説がないから操作なんて全然知らないままプレイを始めるしかなかった
だが、ゲームシステムはかなり進化していて、プレイしていて爽快感が溢れて楽しかった
元々は『真・三國無双』がコーエーソフトとの出会いなので、三國のキャラクター達への愛着はあっても、戦国のキャラクター達への愛着はなかった
なかったのに今は毎日最低1時間は戦国をプレイしているまで好きになった
その理由は、『石田三成が好きになったから』と言うありふれたものでほんと、すみません
OROCHIの時点では、それほど気に入ったキャラクターは戦国には居なかった
OROCHIでプレイするキャラクターも、結構偏っていた
その中で直江兼続(以下・ナオ)が扱いやすく、また、武器の強化でかなり強くなるので操作性の良さも手伝ってずっとナオでプレイするようになった
だがOROCHIは強制的に3人のPCを選ばなくてはならない
その時は三国シリーズのキャラクターを入れていたが、パソコンでOROCHIを調べていると『義レンジャイ』と言うビデオを見付けた
そこからが、石田三成にはまる道筋となった

石田三成は、名前はもちろん知っていた
小悪党であると言う認識もあった
キャラクターの武器をゲットすることで、おまけについている壁紙(ゲーム画面で好きな画像を設定できるシステム)も4枚全部見た
それでも、石田三成を気に入ることはなかったが、これもやはり操作性の良さ、また、武器の属性カスタム如何によって呂布をも凌ぐ最強キャラとなったのが殿こと、石田三成であった
C4一発で、敵武将を瞬殺してしまったのだから
その時のゲームレベルは『難しい』なので、他のアクションゲームで言えば『普通』の若干上と言ったところか
それでもアクション下手なわたしにしてみれば『すごいぞ、石田三成!』である
OROCHIだけでは満足できなくなったわたしは、本作・戦国無双2を購入することにした
それで初めてプレイしたのは、主人公扱いのゆっちーこと真田幸村
幸村のシナリオをクリアすると、出て来たのがナオ
そして、ナオの勝利画面に一目惚れをする
OROCHIではそれほど印象にも残らなかったナオに惚れ、以後、ナオばかりプレイする毎日が続いた
お陰でその当時運営していたブログにまでナオやゲーム画面を貼り付け、それが訪問客の意向を無視して半閉鎖状態に陥ったのだから、それまでわたしが趣味にしていた海外男性モデルへのモデル離れの要因を作ったのは、戦国無双2の直江兼続の野郎である
これは嬉しい誤算なのだが、想定外の誤算もあった
ナオをプレイしているとわかるが、謙信が死去した後のナオは、それまで戦解説男だったのが突然、『三成バカ』になってしまったのだ
ことあるごとに『三成』『三成』とうるさい上に、殿が登場する
実質殿が登場するのは小田原城攻略(西)だけなのだが、ナオのセリフの上で『三成』と言う言葉がどれだけ出て来るか・・・
『謙信公』『謙信公』とうるさかったナオが、今度は『三成が』『三成が』うるさいのだ
ナオのシナリオでNPCで登場する殿を支援している内に、殿をプレイしてみようかと言う気にもなった
『石田三成』は初期からプレイ可能であり、わたしはナオの次に殿を動かしてみた

惚れた

グラフィックはそれほど綺麗でもない
ムービーも、なんとなく奈美悦子に似ている
どこに惚れる要因があるのか自分でもわからないが、とにかく殿に惚れた
それがきっかけとなり、わたしは史実の石田三成をよく知りたいと言う欲求に駆られ、石田三成が登場する書籍を買い漁るようになった
数はそれほどでもないが、ネットで検索しているとNHKの番組で『その時歴史が動いた』に石田三成を扱ったことがあったことを知り、なんとかDVDを手に入れることはできないかと探してみたが、DVDはない代わりにコミックが存在した


■■■その時歴史が動いた・コミック版■■■ 定価各¥920
920円の価値なし

NHK監修のコミックだが、実際描かれていることは史実とは全く異なる内容だった
江戸幕府中期、民衆の幕府離れをなんとかしようと考えたのかどうなのかわからないが、悪意ある歴史研究家の描いた『諸悪の根源・石田三成像』が採用されているのだ
確かに三成さんには輝かしい戦歴はないかも知れない
だが、忘れて欲しくないのは、三成さんの経歴、戦歴、成果など、歴史上最も重要となる書簡を家康が全て抹殺してしまったと言うことである
三成さんは歴史上から抹消されているのだ
いつどんな戦に出て、どんな戦果を上げたのかわからない状態なのだ
実際は戦に出ていたのかも知れない
それを匂わせるのが、晩年の秀吉が起した朝鮮征伐と言われる戦だ
初めは快進撃を続ける豊臣軍(日本軍)も、日が経つにつれ脚が進まなくなった
そこへ軍監として派遣された三成さんが陣頭指揮を取り、見事進行に成功していると言うのだ
戦下手な官僚が、初めて訪れた朝鮮(今で言う韓国ではないかと思われる)で指揮を取り、成功しているのだ
これは逆に『三成は戦上手』と言うことになると思うのだが、この辺りのことはまた追々文章にしたいと思っている
とにかく、NHK監修であるこのコミック版・その時歴史が動いたの内容があまりにも悲惨で、苦情のメールをNHKに送ったほどだった
だがNHKからの返事は、『我関せず。文句は発行元に言ってくれ』だった
なんか違うんじゃないか?
何のための監修なんだ
ここでわたしはNHKの営業姿勢に疑問を抱き、以降『その時歴史が動いた』は見ていない
信憑性に欠けると判断したからだ
『その時歴史が動いた』は三成さんのことを書いている戦国立志編の他、逆転の戦国編、策士・軍師編も合わせて購入したが、知っている人物を描いている内容がやはり、史実とは異なる部分が目立ち、これほど信用のできない本はないと実感した
新品同様のこの本3冊をどうしようか、考えあぐねている
これを購入したのが今年の7月
これだけでは満足できず、わたしは他に三成さんを扱った本はないかと探した
そこで見付けたのが、世間では『三成びいき』で有名な司馬遼太郎の『関ヶ原』である


Free Image Hosting at www.ImageShack.us■■■関ヶ原(上・中・下)■■■ 定価各¥740
740円の価値なし

読んでいると、主人公は石田三成なのか島左近なのかわからない内容であった
石田三成は石田三成で若い女(愛人)と合体ばかりしているし、島左近は島左近で女のま○こばかり弄ってるエロジジィで、どうしようもねーなこのふたりは!(怒)と言う感じである
実際の三成さんは、この頃家康に追い詰められて進退が危うい時期なので、女と合体してる場合じゃないんじゃないか?というくらい、多忙なはずだ
増してや物語が始まる頃はまだ秀吉の朝鮮出兵中で、この時の三成さんは京都(秀吉の看病)に行ったり大阪に行ったり博多に滞在したりと、子供作る作業もままならないほど忙しいはず
読む気が失せたのは上巻の半分くらいを読み終えた辺り
子供5人も生ませた奥さんの存在をないがしろにして、男の欲望である『若い女の体を堪能しまくりの中年エロジジィ』を余すことなく表現したこの『関ヶ原』は、欲求不満が溜った年代の人間には格好のオナニーネタにはなるだろうが、正しい石田三成を知ることができるかどうかは、はなはだ危なっかしい
当時子供ひとり生むのに、女性は命懸けだったのだ
子供を生んだことで命を落とした女性も少なくない
そんな時代にあって、子供を5人生むのは大変なことなのだ
近江の雄・浅井長政とお市様との間にも子供が5人居るが、これは長政とお市様の間がどれだけ仲睦まじいものだったのかを良く表している
と言うことは、三成さんと奥さんの間も、睦まじいものだったと推測される
所詮、酸いも甘いも知る死に掛けの老人が書く小説は、どうしてもネームバリューを傘に着た『官能小説』の域を超えないのが悲しい現実
これを石田三成を題材にした小説とは思いたくない

どうせ買うなら、池波正太郎の『真田太平記』にすれば良かったと、今も後悔している


Free Image Hosting at www.ImageShack.us■■■石田三成■■■ 定価¥770
微妙な値段

三成さんの史実をまとめた本かと思っていた
書き方も箇条書き風で、初めはそれを信用して読んでいた
ところが、本の中身の三成さんが、あまりにも清廉潔白で聖人君子のように描かれている
それが逆に違和感を感じることとなった
『関ヶ原』では、若い女に入れ込む中年エロジジィ
こちらでは生涯、正室だけを愛する愛妻家
どっちが正しいの??と言うことになる
『石田三成』は最近になって急に人気が出始めた石田三成を聖人化させた内容であった
三成さんの経歴や足跡を辿った作りにはなっているが、実際では極めて仲が悪かった黒田官兵衛を登場人物に組み込み、深く関わったように書かれている
史実の方では官兵衛の「頭でっかちの小僧がぁ!」(現代風意訳)に対し、三成さんは「死に損ないの老いぼれがぁ!」(現代風意訳)と言い返すほどの罵り合いを展開する間柄だったそうな
笑うわぁ〜・・
この本で三成さんは荷駄隊と言う、戦にとって地味だけど重要な任務を任されているが、史実ではこの荷駄隊を任されていたのはどうやら三成さんではなく、大谷(大谷吉継)らしい
この辺りの史実も、いつか確証に持って行きたいと思っている
とにかく昨今の三成人気に肖った創作小説のようで、純粋に『美しい日本人・三成さん』を堪能できる秀逸な作品とは言えるが、これも『関ヶ原』同様、史実を基礎にした創作物であると言うことを念頭に入れておかないと、ただの『三成バカ』に成り下がるだけなのでご注意を


『関ヶ原』『石田三成』と創作物にぶち当たり、消化不良のまま8月を迎えるがそれ以前にも消化不良なことはあった


殿にはまった初め、迷いに迷って購入した本がある
歴史書ではない
コーエー発行の『戦国無双2キャラクターズ真書』が、本を買い漁る初めであった
表紙の殿の画像が欲しくて、買った
ただそれだけのことだったけど、キャラクター本なので当然、そのキャラクターのことも書かれている
殿こと石田三成のことも書かれていた
最後のほうには関ヶ原のことも書かれていた
それがどうにも切ない内容というか、今にしてみれば「やっぱり1〜2年前の本だから」と言う、覆された史実も織り込まれていて、これが消化不良の発端であった
殿に惚れ込んだと言うのもあって、次に買ったのが『戦国無双2公式設定資料集』


■■■戦国無双2キャラクターズ真書■■■ 定価¥1.260
買って良かったかどうか、今も謎のままの一冊である


Free Image Hosting at www.ImageShack.us■■■戦国無双2公式設定資料集■■■ 定価¥1.575
こちらは今も重宝している
ただ、若干史実と違う部分も目立つ
にわか三成さんファンなので、多少は三成さんのことも調べた
ここでは三成さんは幼少時代を大坂城で過ごしたとあるが、実際過ごしたのは長浜城である
大坂城の築城年は1583年
三成さんは1560年生まれ
普通に計算しても三成さんが23の時に大坂城は完成している
完成に3年が掛かっているので、三成さんが20才の時に着工しているとしても、20歳を『幼年期』と呼べるのだろうか
やはり歴史から抹消された人間の悲しい運命が、ここでも如実に現れている
三成さんほど有名で、だけどその実態が正しく伝えられていない人間も居ないだろう
PR
  • ABOUT
画像は外部入力のため、サーバー落ちなどで所々抜けている部分もありますが、ご了承ください。
Copyright © 千極一夜 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog

忍者ブログ [PR]