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All that be for Haruhi. @千極一夜
- The blog site of only an Sengoku Musou2 (Samurai Warriors 2). By Haruhi -
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最近本ばっかり読んでます
歴史書もあれば、歴史小説もあって、歴史書は原本を現代意訳もあれば要するに解説書みたいなものもあって、その中には私見でしかものを書かない人も居て、本によって同じ歴史人物が全く違う見解で書かれてることもあって、人間っていい加減だなぁ〜をしみじみしてます
歴史小説は主に同じ作家さんのものばかり読んでます
そろそろ他の作家さんの本も読んでみたい
が、歴史小説を書く作家って例外なく主人公とをとにかく秀でた人物に書いてしまうから、内心「そこまで美化しまくても」と、舌を出してしまいます
特にひどいのが直江兼続の歴史小説
そりゃ、ゲームのナオに惚れてここまで来たのだけど、史実の直江兼続って救いようのないほどご主人様(景勝)に尻尾振ってるヤツで、どうにも好きになれないんですよね
「景勝様命!」なのはわかったけど、一人じゃなんにもできないおバカさんなのに、『戦国一の軍師』とかって言ってる人も居て・・
じゃぁ、兼続って何したの?と、聞きたい
結局景勝が「右向け」つったら「はいはい」って応えて、「左向け」つったら「はいはーい」って左向いてる男なんだよねぇ

今読んでる本は歴史解説書の『秀吉神話をくつがえす』と言うもので、秀吉の化けの皮を剥がした本なのか。と思って購入したけど、なんてことはない
内容は50%が信長
30%が明智光秀
15%はその他武将の話しで、秀吉のことなんてほとんど書いてない
ほんと、日本人って信長が好きなんだなぁ〜・・と、これもしみじみ
まぁあたしも、「信長と秀吉と家康のどれかに仕官しなさい」と選択を迫られたら一応信長に仕官するけど、今は、あれだな、自分に能力があるのなら、家康に仕官するかなぁ・・
嫌いだけど

信長は人間の潜在能力を見抜く力はあるけど、結局競争社会の中で競わせて、家臣同士が潰し合いに発展してしまって、本能寺の変が起きる
育む力はあるけど、それを維持する力がないので、取り立ててもらっても長くは続かない不安定さがネックで本気で従おうって気にはなれないなぁ
がんばって任務を遂行したって、大して誉めてももらえないし、誉められたって喜んだって後になってから取り上げられるし、やってらんねーって感じか
秀吉も信長に負けず人間を見る目はあるし、それを上手く育てる力もあって一大帝国を築き上げるけど、結局信長の猿真似でしかないから見抜いて競わせて育てて、その後磐石さに欠けて内部分裂
正に歴史は繰り返す
関ヶ原合戦も、表面上は三成さん(豊臣保身派)と家康(改革派)の対決になってるけど、蓋を開ければ三成連合VS反三成連合の衝突だもの
家康が会津討伐で背中向けたのを好機として見てしまったけど、根回しバッチリの家康にしてやられる
そんな『詰めの甘い』三成さんが大好きなんですけどね
大ッ嫌いな家康ですが、この人は信長・秀吉には持ってないものを持ってます
見抜いて育てるとこまでは前者に同じだけど、家康が二人と決定的に違うのは、『人を生かす』とこです
生かしてらんなかった三成さんは、六条河原でバッサリやられちゃいましたが、もし家康が三成さんを生かしてたら、徳川幕府は後150年くらいは持ったと思います
(根拠を言えば切がないけど、ぶっちゃけ『そんな気がする』)
でもまぁ、そんなことしてたら日本の近代化は遅くなる一方なので、今となってはただ三成さんを可哀想に思うだけ
家康は根性の悪い腹黒親父ではあるけれど、生かすところかきっちり生かすので、結果的に「家康様万歳」な人間が増えて徳川政権の保守・維持に努める人間も増えると言う算段
人間が簡単に靡くのは恐怖に支配された冷酷さより、暖かさを感じさせる温厚さ
優しくされたら、嬉しいでしょ
冷たくされたら腹が立つだけの逆
そんなとこで、結局『生かすところは生かす』家康が、歴史の勝者になりました


本ばっかり読んでると、ありもしない物語ばっかり浮かんで来て、それはそれで楽しいです
直江兼続を美化した歴史小説を一瞬買おうかと思ってアマゾンで注文したけど、書店に並んでて読んでみたら美化されすぎで気持ち悪くなって、注文をキャンセルしました
兼続が小説の主人公になったって、目立つのは上杉謙信だけのような気がするのだけど
他に誰か、歴史上で有名な人間と絡んだことあったっけ

直江兼続関係者(あいうえお順)
上杉景勝
上杉謙信
真田信繁
伊達政宗
徳川家康

・・・これ以上、思い浮ばない(汗
御館の乱の北条氏秀(上杉景虎)も出て来るだろうけど、歴史的に有名とは思えない
景勝も、相当の歴史好きじゃなきゃわかんないよ
教科書にも出て来ないし
真田信繁は、このままの名前じゃ誰も気付かないだろうから、江戸時代の講談・真田十勇士の幸村で出さなきゃ読者が納得しないと言う不幸
真田幸村という歴史上の人物など存在しないのに・・・
しかも、信繁の上杉人質時代は8ヶ月程度なのに
とどめは、兼続の小説本では『師弟の契り』のようなことを書かれてるけど、じゃぁなんでこの二人は大坂の陣で敵味方に分かれたんだ
なんかもう、いい加減、信繁は兼続を心の師と崇めたって想像の産物を取り消して欲しい
しかし、地味だね、兼続サイドは

じゃぁ、三成さんの方はと言うと

石田三成関係者(あいうえお順)
井伊直政
宇喜多秀家
大谷吉継
加藤清正
黒田官兵衛
小西行長
真田信繁
真田昌幸
島左近
島津義弘
竹中半兵衛
長宗我部元親
徳川家康
豊臣(羽柴)秀吉
寧(おね)
細川忠興
前田利家
織田信長(以下/織田陣営)
明智光秀
柴田勝家
森成利(乱丸)
その他大勢
堀秀政

豪華キャスト
人数多すぎて、こりゃ三成さんの歴史小説があんまり存在しないのがわかる
書ききれないよ、これは(汗
有名じゃないけど歴史好きなら知ってる名前もあって、でも書いてたらそれこそ切がない
三成さんは結構早い内から秀吉の側近をやってたらから、秀吉に連れ回されてたと思う
その時に信長陣営の関係者とも当然、顔見知りくらいにはなってたんじゃないかなぁ・・と
三成さんを主人公にした歴史小説が世に出てくれたら嬉しいけど、三成さんの光と影をちゃんと書けて、なおかつ美化しないで書ける小説家っていないと思います
とりあえず、司馬遼太郎の関ヶ原の処分をなんとか考えなくては・・
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